中学生の硬式野球日本一決定戦「G杯」、8月開催

  中学生の硬式野球日本一を決める「ジャイアンツカップ」(日本野球連盟、読売新聞社、読売巨人軍など主催)の参加団体などによる連絡協議会が20日、千葉 市の幕張メッセで開かれ、8月13日に開幕する大会を正式に日本選手権とし、「第1回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」(大会会長=長嶋茂 雄巨人軍終身名誉監督)として開催することを決めた。

ジャイアンツカップは、1994年に巨人軍創設60周年を記念して創設。全国の中学硬式野球主要7リーグ(リトルシニア、ボーイズ、ポニー、ヤング、サン、フレッシュ、ジャパン)から強豪32チームが選抜され、トーナメントや親善試合を行ってきた。

  大会は将来的に、15歳以下の日本代表チームを編成して国際大会に参加することも目指している。実現すれば、リーグの枠を越えた“真の日本代表”としての 国際試合出場にもつながりそうだ。また連絡協議会では、日本野球連盟を中心に作成を進めている統一ルールで大会を行うことも承認した。

 全日本リトル野球協会(リトルシニアリーグ)の林和男会長は「だんだん規模が大きくなり、選手もこの大会を目標にしている。日本選手権は大歓迎 だ」と話す。日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)の関康雄専務理事も「中学生の硬式野球日本選手権は今までなかった。本当の意味でジャパンのユニホームを 着るという、大きな夢にもつながる」と期待を寄せている。

(2007年1月20日21時25分  読売新聞web版より)